転職と離婚、未来は明るいのか

元営業マン、現技術者の生々しいかもしれない人生の証し。転職したい、離婚したい、と思う誰かの参考になればと思ってます。

No.13 転職の第3歩(本命面接②編)

一次面接は緊張しつつもなんとかなりました。

さて、最終面接はどう戦いましょうか?



決めました。テーマはプレゼン!



役員面接というのは、企業経営者との面談の場。

私が入社することで、企業として何のメリットがあるのか。

入社後、仕事をする中でどういうポストになりうるか。

一緒に働く仲間という関係になる上で、溶け込める人間か、また刺激となれる人間か。

高いお金を払ってまでも欲しいと思われるか。



これ、たぶん結婚に近い感じかなと思います。



結婚したら自分がどんな役割か。

一緒に暮らす上でパートナーとうまくやれるか、またマンネリさせないか。

奥さんが仮に専業主婦になっても養いたいと思えるか。


どうしたら相手の望む人間になれるでしょうか?


役員面接の話に戻します。

ここで、意外と重要なのは社風を知ることです。



どうやって、入社もしてない会社の内側を知ることが出来るんですか?


できるんです!


エージェントという強い味方をお忘れでしょうか?


転職エージェントはいわば、仲人(なこうど)です。

どちらのことも知っていますよね?


聞いてみてはいかがですか?

企業にはどういった人がいるのか、何を強く望んでいるのか、自分の適正に合うのか。

そんなことを聞いてみれば、おのずと何か見えてきませんか?
合いそうか。合わなそうか。



話を戻します。プレゼンシートを四枚作りまして、いざ本番、役員面接です。


一枚目。最近取得した資格について(企業としてのメリット)

二枚目。職務経歴(全体)の具体的な実績。

三枚目。現職での具体的な実績(募集職種に合わせた)

四枚目。今後やりたいこと。キャリアプラン



せっかくなんで、結婚に変換しましょうか。



①どんな仕事をしてて、お給料はこれくらい。

②子供の頃はヤンチャで、高校では野球部で県大会までいきました、大学は登山サークルに入って…

③(子供が欲しいという相手なら)甥っ子と遊ぶのが好きでとか。

④子供に勉強教えたり、パパという役割しっかりやります!
おじいちゃんになっても手繋いでたいな!


という構成でしょうか。


とりあえず、そんなプレゼンシートを作成し、いざ面接に突入です。



役員室に案内された私。



何よりも、オーラ!!!
人として発しているよく分からないシグナルが凄い方が目の前にいらっしゃいます。


ボクサーは相手の強さが戦う前から分かると聞いたことあります。
そんな感じです。


とは言え前回程の極度な緊張はありませんでした。

準備していたプレゼン資料があったことも要因としては考えられます。


40分予定が今回は35分で終了。


完全にショートしてます。


面接前に確かに40分予定と聞いていました。



ヤバい?



これはどうなんだろうか?



マズいな~と思っていると、



総務の方から別室に案内され、どうでしたか?
と聞かれ、「不安はあります」と答えました。



するとそこから、謎の質問攻めが始まりました。

趣味だったり、家族の事だったり、現職の事だったり、ざっくばらんにです。


話も盛り上がり、かれこれ…一時間以上経過してました。


ちなみにですが、役員面接後の総務の方との面談は、おそらく面接の一つです。

家に帰るまでが遠足と言うの同じで、くれぐれもおわったから終わりではなく、家に帰るまで気を付ける必要はあると思います。


総務の人に、お見送りをされ、会社を後にしました。

少し離れてから、エージェントに電話をし、報告です。


「面接は自信があるような無いような」と。


その後一時間以上も人事の方とお話していたことも。


すると、



『正直、大変心配しておりました。こんなに連絡が遅くなると思っておりませんでした。何かあったのかと思ってしまいました。お話を聞けて安心しました。その感じでは、まず間違いなく大丈夫です!』



本当か嘘か半信半疑でしたが、そう言って頂けるのは気持ち的に救われます。



結果を待つのみですからね!



その日、なかなかの量のお酒を嗜んだことは言うまでもありません。



不安に勝つことなどなかなか出来ないです。



そして、五日後。



その日は仕事で色々とバタバタしておりました。

朝から脳みそがパンクするかも?というくらいの処理をしておりました。


すると、個人携帯の電話がなります。


あーもう勘弁願いたい。
※会社携帯を転送させているので、電話中などは転送され個人携帯が着信します。


これ以上無理ー


と思いながら、誰からかかってきたかも見ずに電話に出ると、



『エージェントの〇〇です。今お忙しいですよね?先程もご連絡したのですが…』



あれ?



ふと、スマホの画面を見ると、着信5件!


「あー、すいません。今朝からちょっとバタバタでして、申し訳ございません。」



あれ?
エージェントさんテンション低くないか?



え?



いつもテンション高いですよね?



え?



まさか?




とりあえず、聞いてみるか、聞くしかないよな、



「少し不安なのですが、結果のご連絡でしょうか…?」



すると、



『はい、先程メールさせていただいたのですが、まだご覧になってないでしょうか?』



え?



と言うか、今日はなんか神妙な会話の雰囲気。



いつもと違う。



えぇー。



悪い想像をしてしまい、こちらのテンションが下がってしまい、さすがの私も黙ってしまいました。



『あ、もしもし~、聞こえてますか?』



「あ、すいません。悪い報告ですよね?」



『いやいやいや、申し訳ない!違います、違います!社内とかじゃないですか?良い報告です!』



あれ?エージェントさんいつものテンションだ!




『メール本文に書いたのですが、給与の交渉の結果、基本給〇〇で、・・・となりました。』



「え?、内定で間違いないですか?」



『あ、大変失礼致しました。もちろんの内定でございます!!』










キターーーーーーー(・∀・)





『あ、給与の件、もう一度お伝えしますね!基本給〇〇で・・・、あ、交通費別です。』



素敵な額です!!



納得っ!!!!



『電話になかなか出られなかったので、お仕事がお忙しいかと思いまして。社内ですとまずいかと思い、取引先の体で電話させて頂きました』



これまた納得っ!!!!



その日、直属の先輩に全てを話したことは言うまでもありません。



その日は嬉しさでずっとテンション高かったです!


そして、夜、内定通知書にサインをして、退職願いを書きました。






次回は、いよいよ、です!