No.6 転職の第1歩から第2歩への急展開編
前回の記事で、カイシャの評判を見たところまでお話しましたが、その後仕事が忙しくなり、少し状況が変わりました。
現場に直行直帰!
会社に行かなくてよくなってしまいまして、嫌な営業部長の顔を見ることも無くなり、仕事を楽しめるようになりました!
いいことです!としか言えないのですが、環境に変化が起こると、人間って単純なもので外に向いていた目が、中に戻るんです!
嫌な相手に近づくこともなく仕事が出来ると充実します!
そこで、気がついたのです。
あの人(営業部長)が会社にいることが嫌で、他に辞める理由は特にない。むしろ仕事は楽しい!
それから1年以上もそんな環境での仕事であったので、大変でしたが充実しておりました!
しかし、そんな平和も長くは続かなかったのです。
私が直行直帰をして数カ月がたったある日、S先輩から不吉な電話が来ました。
『なんかAさん、営業部長ともめてるみたい』
※Aさんは元直属の上司で今は営業に転属。
何があったのかを一通り聞いてみました。
どうやら、
『営業なのだから技術の手伝いなどしなくていい』
と言われ、揉めたようです。
あれ?私の目の前に一緒に仕事をしている営業課長いますけど…
おやおや?
そもそもいつからそんな大企業のような縦割り企業になったんだ?
営業が営業だけしてたら回らないですよ?
会社に寄りつかなくなるとよく浦島太郎と言われます。
今は私もその一人。
しかし、中小企業が、急に大企業的な組織になるとは思えません。
なるわけがないのです。
もしかして、お得意のパワハラ!?
他に考える余地もありません。
絶対それです。
そしてしばらくすると、Aさんが辞めるという話が耳に入りました。
エェエェェ!!!
もう衝撃しかないです。
理解が出来ません。
その後、Aさんから色々と話を聞いた私はある結論を出しました。
【営業部長に反発するとクビになる】
この会社ヤバい!
社長は創業者なので、ワンマンはある程度仕方がないと思いますが、
営業部長、あなたは次期社長にも名のあがらないタイミングだけで出世しただけの男ですよ。
それに話を聞けば、社長はAさんのクビの件は止めていたと…
やり過ぎです。
私やっぱり辞めます。
転職活動第2段のスタートです!!!
No.5 転職の第1歩、メイテック突撃後編(カイシャの評判)
冷静では無いという判断のもと、メイテックを逃げ出した私ですが、帰ってからも頂いた求人を見て、調べてみようと思いました。
まずは、カイシャの評判。
載っていれば色々と有益な情報を掴めそうな感じなので、ポチッと。
何でもそうですが、今の世の中は情報戦です。
いかにして【有益な情報】を手に入れることができるかが鍵であり、それを超越できるものは【運】しかありません。
運だけでうまく生きれる人もわずかには世の中にはいます。
しかし、多くの人は生きていく上での運は引き寄せることが仮に出来たとしても続くわけではない一期一会的なものです。
それも努力がありきであり、その努力で掴んだチャンスをものにできる人間でなければ、運を掴むことはできません。
例えば、イケメンなら得は多いだろうけど、お金持ちになれるか?という話であれば、
・チャンスはある、でもそれを活かせて芸能人になって…という人と、
・チャンスを活かせず売れないモデルで終わる人もいる
どちらになれるかです。
私も全くのイケメンではないので、あえてこんな例えにしましたが(無いものねだり)、
【自分を活かす】
【自分の優れている事をきちんと自覚する】こと、
というのは、大変重要なことです。
だいぶ脱線してしまいましたが、情報収集するだけなら誰でもできるかもしれません。
情報をどう分析して、どう捉えるか、どう自分に活かすか。
難しいですよね。
簡単にする方法はあります!
相手の立場で物事を捉えましょう。
カイシャの評判は、現職・退職者というところを要チェックです。
現職・・・万が一書いたことがバレて、会社に睨まれる可能性がある。
→あまり無茶をして不満を書けない。
場合によっては、人が足りていないと思って良い点を書くことがある。(一緒に働く仲間が欲しい)
退職者・・・不満、憎悪、ほとんどがこっちでしょう。
→悪と捉えてはいけません。
自分だったら許せる内容なのかそうではないのか、素晴らしく分かりやすい評価です。
悪いことの無い会社などおそらく一つも無いのではと思います。
それは、受け手の問題が大きく、これは嫌のポイントが人それぞれで違うということです。
このあたりのことを頭の片隅に入れて、読んでみると、何か発見があるかもしれません!
頑張ってください!
No.4 転職の第1歩、突撃編(メイテック)
さて、履歴書をとりあえずでこしらえて、職務経歴書もなんとなく仕上げたつもり程度で、いざ行ってみました!
ぶっちゃけ仕事も忙しくて本当に適当です。
なんだか緊張するし、早く着いてしまったので、道路の反対側のコーヒーショップで飲み物をのんで落ち着くことにしました。
職務経歴書をふと見返してみたら、
あー、間違えてる。早速の誤字発見。
読み返しは大事です。
パソコンで作ったものは必ず印刷して読み返しを2回はやるべきなんです。
今までそうやってお客様先への報告書を出していたはずなのに、自分の事となるとちょっといい加減になる。
ダメな性格です。
へこんでも何しても直すことも出来ないので、ちょっと開き直って、いざ突撃!!
ビルに入り、受付の方が出てきて、会議室(面談室?)に通されました。
間もなく担当アドバイザーであろう方がいらっしゃいました。
こちらから名刺を差し出すと、
『あ、名刺は出さないで頂いて結構ですよ』
そういうものなんですね。知りませんでした。
ビジネスマンの癖なのか、名刺をつい渡そうとしてしまいます。
履歴書と職務経歴書を出して、ちょっとの沈黙と思っていたのも束の間、
ちゃんと書かれてますねー!いや、素晴らしいですよ!
え!?
(褒め殺しの術か?何かの勧誘でもされるのか?)
私が少し驚いた表情をしていると、
今のはあまり気にしないで下さい。やはり皆様真剣な方しかいらっしゃらないのですが、本業でお忙しい方が多く、箇条書きの方が多いんですよ。
本当に要点しか書かれていない方も多いですし。
しっかり書けてて関心しました。
そもそもブラックな会社、建設業関係は多いですからね。
妙に優しいというか、諭されているというか、何とも言えない癒しトークなのです。
書類にざっと目を通し終えた後、キャリアアドバイザーから質問攻めです。
・今の仕事の話。
・過去の仕事の話。(学生時代のアルバイト経験まで聞かれました)
・家族構成
・趣味
・これからどんな事をしてみたいか
・収入について。(現職、今後)
・取得している資格(1番食いつかれたのはこれです)
建設業関係なので、業務で必要な資格は多々あるのですが、
当時は、電気工事士くらいしか国家資格は持っておりませんでした。
あとは、玉掛け、小型移動式クレーンなどの技能講習等でとれてしまうものばかりです。
それでも食いつかれました。
必要迫られて会社で取らされた資格がこんな所で生かされるとは、と正直思いました。
そして色々な話も一段落した頃に、待ちに待っていた求人紹介です!
これが一番待ち望んでいたものであったので、ちょっとウキウキしながら、話を聞いていたのですが、
『あー違うよね。これ。』
会話の中で既にアドバイザーも掴んでいるようで、自分で出してきては、自分で否定するという謎の流れです。
(私、暇じゃないし、交通費かけてここまで来てるのに、どーゆーことですか?)
こちらが不信感を出すと(正確には表情として出していただけですが)、両面開きの違うファイルに手を伸ばしたアドバイザー。
そうです。
本命は後で出す!
魅力的な求人を2つほど出され戸惑う私。
まんまと罠にはまりそうになったのです。
『どうですか?応募してみませんか?』
悪魔のフレーズですよ。
焦らされて、焦らされて、さぁみたいな。
(営業で言うならクロージング)
「今日はそういうつもりではないので」と断りました。
断った理由としては、自分が冷静では無いと判断したからです。
皆さん、どうか冷静に!です。
No.3 転職の第1歩、はじまり編(リクナビ、メイテック)
今回はまずは何か行動しようと決めたので、転職支援を受けるために申し込みをしました。
今はネットで何でも出来てしまうので簡単です。
(と思いきや、職務経歴やら希望職種やら、長所短所など、ひっかかること多いです。後で変更できるので、とりあえず適当に進めましょう)
※分からないとか、悩んだらグーグル先生に解答を聞いてみましょう。きっと当たり障りのないことをきちんと答えてくれます。
まず私が登録したのがリクナビnext。
実は以前の転職で一度登録していたので、パスワード忘れの確認をしただけです。
そして、もう一つがメイテックネクスト。
建設業だったり、技術者向けの転職支援を専門としています。
こちらは完全な新規です。
新規で登録すると、すぐ電話が来ます!
※電話がくるのはほとんどの会社がそうです。まず何から始めたらいいのか?等こちらもレールを敷けていないので、ちょうどいいと思います。
向こうは面談のアポ電話ですが、前向きに捉えましょう!
さて、ここからいよいよ転職活動の開始です。
とにもかくにも、面談を入れてしまったので行ってみました!
※電話で面談もできます。最近はコロナの関係で面談してない所が多いと思います。
履歴書、職務経歴書
持参物はこの2つ。これが厄介です。
これらが仕上がるには結構な時間を要します。
簡単なポイントとしては、
履歴書はリクナビでExcelのフォームをゲットしました。他にも色々あります。
当時はリクナビしか登録していなかったので暫定として。
何故かと言うと、最初は何でもいいのです。
いきなり100点目指す?無理です。
それだけ自己分析出来て、主張性の高い人は、きっとこれを見てません。
そういう人はこういうものをいちいち見る必要は無いですから。
私もそちら側の人間ではないので、まず先進者を探して真似てみようというスタンスです。
盗めるものは人から徹底して盗む!
使えるツールは何でも流用です!
それをやってから、自分なりにアレンジしちゃえばオッケーです!!
頑張ってみて下さい!
No.2 なぜ転職をしようと思うのか?(確信編)
前回記事で書いた内容は、どこの会社でもある些細な不信感、嫌悪感であると思います。
今回は不信感が確信に変わった時のお話を書いていきます。
ある日の夕方、お客様からの着信がありました。
電話のタイミングだと、これから修理かな~っと不吉さを感じつつ電話に出ると、
『明日ちょっと打ち合わせ来れない?というか、来てくれなければ困るからさ。営業担当の課長には話してあるからよろしくねー!』
ん?拒否権ないなぁ。と心の中で思いながら、時間と場所などを確認し、即先輩、後輩に電話をしまくり、明日の予定の代わりを探しだしました。
打ち合わせは、新規事業の話でした。
金額として数億円。
やったことないです。そんな規模の仕事。
ご指名は結構だが、そんな提案したことありません。
それからしばらく当然の寝不足な日々が始まります。通常業務もあるので、提案書を作るのは大抵21時から。
もちろん一人です!
あれ?営業課長は?と思ったあなた!
課長様は18時には帰るんです!偉い?んです。きっと。
全く手伝う素振りもない、営業部長より全然マシです!
あれあれ?君には上司はいないの?と思ったあなた!
うちの技術の上司はいます。
いるんです!しかし、私に負担が来ないよう、全てを受け止めてくれているのです。
会社にはいつも遅くまで仕事をして残る4人(私含め)が存在としてはいます。
ですが、これ以上頼れません。
そんな気合いだけで作った提案書が、なんと通ってしまいました!
もちろんご協力頂いたメーカーさん他、大変感謝しております。
さて、そんな浮かれ気分の中、
営業課長が、『明日、お礼の挨拶に行こう』
もちろん、即答で「はい!」と答えたのは言うまでもありません。
営業課長『営業部長にはおれから話しておくからさ』
私「お願いします。あ、営業部長、明日見積を出しに行くと言ってましたよ」
営業課長『そんなのキャンセル、キャンセル。こっち終わってから行けばいいんだから!』
私「そうですね!部長も急ぎではないと言ってましたよ。取締役いないとこっちはカッコつかないですしね!では、よろしくお願いします」
3分後・・・
完璧にキレて私に向かってくる課長。
あれ?
私「何か悪いことしましたでしょうか…?」
営業課長『ごめんごめん。君のことじゃない。』
私「何があったんですか?」
営業課長『部長行かないだって。おれ特別関わってないし。とか言われてさ。』
私「はい?言ってる意味が分かりません。課長何て言ったんですか?」
営業課長『明日受注のお礼に伺おうと思うんですが、今回金額も一件名としては会社として最高額ですし、取締役としてご一緒に!と言ったよ。』
私「・・・・・・・。」
(こっちは毎晩寝る間も惜しんで仕事取ってきて、それはない。絶対ない。取締役って会社の顔じゃないの?悪の人間はいる。こういう人の心を踏みにじるような奴こそ悪人だ。この仕事が無事終わったらその時が辞めるときだ。)
そうして私の心は固まりました。
次回は、転職に向けての活動を書いて参ります。
転職エージェントとはどんなものか、実際の面接、そこまでの準備などなど話を進めて参ります。
No.1 なぜ転職をしようと思うのか?(きっかけ編)
私は、過去2回の転職経験があります。
【大手ソフト会社の子会社(営業)➡
通信系中小企業(技術)➡
通信系メーカー(技術)】
主にその2回目の転職のことについての経験が誰かのお役に立てればと思い書いていこうと思います。
・なぜ転職しようと思ったか。
転職が頭をよぎったのは上司からのパワハラ的な言葉でした。
『嫌ならやらなくていいよ』
いいようにも悪いようにも捉えられる言葉ですが、これを現場で耳にした私は不信感しか感じませんでした。
当時の仕事は、通信系の会社で営業部・技術部と組織として別れてはいましたが、お互い協力関係にありました。
協力関係と言っても中小企業ではよくある、いい意味でのお互いの領域へのオーバーラップという関係性でした。
営業が現場で一緒になり作業をしたり。
技術部門の人間が新規の仕事を取ってきたりと。
そんな良き関係性も長くは続きませんでした。
ある現場で営業(当時部長)が現場で一緒に作業をしていました。
当然ですが全てを自社のみで作業というのはなかなか無く、下請業者の方々の協力で成り立つのですが、
下請親方「なんか材料足らなくないか?」
営業部長『足らないって言われたって無いものはないもん』
下請親方「まぁいつもそうだから慣れてるけどさ、じゃあここをこうするけどいいか?」
営業部長『いや~、そこはそうじゃなくて、こうしてもらわないとさー』
下請親方「モノが無いから言ってるんじゃん、それは無理でしょー」
と、最初は穏やかな言い合いだったのですが、
下請親方「これならどうか?」
と、第2案が出てきて、私もそれいいかも!っと正直思ったのですが、
営業部長『嫌ならやらなくていいよ!』
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その場にいた私含め当事者以外の3人は固まりました。
なぜ、その返答が出るのか理解が出来ません。
その後、もちろんのごとく、30分は沈黙のまま作業をしました。
足らない材料は手配が間に合う訳もなく、最終的に下請親方の2案目のやり方でその現場は決着したのですが、
・この人(営業部長)の下で仕事をすることは、楽しく仕事が出来るのか?
・下請け業者さんは協力会社であって、そもそも人間であって、そんな優劣をつけていいのか?
・何様発言する上司とやっていけるのか?
こんなやりとりがあった2年後私は会社を去りました。