No.14 離婚は突然に(不意討ちとはこれ編)
内定を頂き、辞表も書きました。
翌日、技術部長を呼び、内定を頂いたことを告げました。
(技術部長には辞める宣言をしておりました)
『仕方ないな、おれはすんなり通しちゃうけど、次は面倒くさくなるかもね。』
※次というのは、組織上、営業の配下に技術は部として存在している為、大嫌いな営業部長が次になるのです。
その日、仕事で外出し、戻りが少し遅くなりました。
戻ると、技術部長がちょんちょんと人差し指を動かし、呼び出されました。
『認めるわけないじゃーん。って言われたぞ!おれもちょっと言い方にカチンときたから、決まっちゃった事らしいからって三回くらい言ったよ。でも、そのうち呼び出されるよ。』
とのこと。
認めるわけない?
認める認めないではなく、こちらの撤回以外に会社側にそんな権利ありましたか?
クビという選択肢はなくもないですが。
そして翌日の夕方、
「今日一日会社にいるのですが、やらないのでしょうか?」と技術部長に尋ねてみました。
『そういや、あいつ(営業部長)もいるよな!仕方ない、聞いてくるよ。』
間もなくして、技術部長から人差し指ちょんちょんの合図が。
会議室に入ると、営業部長、技術部長、私の3人です。
営業部長から
『聞いたよ。気持ちは変わらない?』
(開口一番の話でどうゆうことでしょう?
退職願いは意思であるはずで、一日で気持ちが変わる覚悟で出すような気軽なものではありません。こういう時は、考え直してくれないか?が定番と思っておりました。)
???という顔をしていると、営業部長が口を開きました。
『こないだまで〇〇の件名頑張ってもらっててさ、これからも△△とかの件名もあるし、頑張ってもらいたいんだよね』
(〇〇の件名はあなたが関係ないから挨拶に行かないと言った件名ですよ。△△の件名ってそれ、会社側の都合の話ですよね?)
何も答える気にならないので、無言を貫きます。
すると再び営業部長が
『もう、10年以上やってきてさ、技術の中ではS(先輩)とお前は中心じゃん。おれは認めてるつもりだけどねー。』
(それと私の辞めること何か関係ありますか?認めてるつもり?つもり???)
無言を貫きます。
※答えようもないのですが。
再び営業部長、
『そういえばさ、こないだ資格取ったじゃん。辞めるんだったら、あれのお金返してもらうかもしれないから。』
私は、
「会社の決まりがそうであれば、それで結構です」と答えました。
再度、営業部長が発してきます。
『これだけ言って気持ちが変わらないんじゃそれだけ意思は固いんだね。』
(あれ?今までこれは引き留められていたのでしょうか?引き留めとは、不満はあるのか?だったり、給料良くするからというイメージでした)
正直、私も話の筋も見えないことに少し面倒になってしまい、
「気持ちは変わりません。辞めさせて頂きます。」と言いました。
そして、営業部長、
『内定もらったってどこなの?』
(あまりにもバカげた質問なので、ついつい言ってしまいました)
「答える義務はないですよね。もっとも答えたところで私に何のメリットもありませんので答えません。」
そして営業部長から
『じゃあ終わりにしようか。』
トータル5分位で終わりました!
その後は、総務部長に2度ほど呼び出されましたが、不満は何なのかを聞かれたので、営業部長の不満を伝えました。
とは言え、言っても無駄なことは目に見えていたので、言えるだけ言ったというだけです。
それから一週間後、退職決定の報告を技術部長から聞きました。
在職期間、残り1ヶ月を有意義に仕事をしていこうと決めました!
その日の夜中2時。
娘に、おしっこーと起こされた私。
ん?
嫁どこ行った?
まぁいいや。眠い。娘のトイレタイムが終了し、寝ようと思っていると、
嫁登場!!!
『ちょっと話があるから下で。』
リビングに座ると、
『再婚したいから離婚したい』
(聞いたことない言葉だなぁ。)
寝起きと言うか、まだ頭の中がボーとしている。
私の発した言葉は、、、
続きは次回で!