転職と離婚、未来は明るいのか

元営業マン、現技術者の生々しいかもしれない人生の証し。転職したい、離婚したい、と思う誰かの参考になればと思ってます。

No.15 離婚は突然に(離婚は大変です編)

『再婚したいから離婚したい』




と、夜中の2時、ボーとする中で聞いた聞き慣れない言葉。



頭の中では、

再婚したい⇨
  よき相手としている男がいる

離婚したい⇨
  なぜ今なのか?子供の親権が今なら確実に取れるからか。(転職活動中で安定のない私は不利と分かっていてか)




と、頭をフル回転させた私は、




「分かった。いいよ。」





と言いました。




すると、





嫁『ぶっちゃけ殴られるかと思った。』


私「殴るわけないじゃん。」


嫁『ってか、冷静だよね。』


私「そもそも、今何時だと思ってる?2時よ。しかも、再婚したいから離婚したいって初めて聞いた言葉だよ。」


嫁『夜中なのは、ごめん。でも、なんでそんなに何も言わず受け入れたの?』


私「正直だったから。それにおれも悪いところはたくさんある。それで、子供らどうするつもり?」


嫁『私が面倒みたい。』



私「分かった。最初からそのつもりだったんだろうから、いいよ。そこまで無計画に話をしたんじゃないでしょ?」


嫁『うん』


私「じゃあ、決めごとはきちんと協議書にするよ。とりあえず、これから作るから一回作ったやつ見てもらって、それで修正していこう。」


嫁「これから?明日仕事じゃないの?」


私「仕事。でも仕方ないじゃん。金曜日だし、週末休みだからなんとかなる!」


嫁『ありがとう』


カタカタと2時間ほどで協議書を作った私。



私「とりあえず見てみて。」


嫁『よくこんなの作れるよね。それは凄いわ。』


私「仕事でよく契約書見るからね。本当は甲だの乙だの書くんだけど、それじゃあ分からないと思ったから全部名前にしたよ。」


嫁『内容としては問題ない。けど、これ、相手(嫁の再婚相手)にもサインさせないとダメ?』


私「ダメだね。うちらだけの問題じゃない。それにこの条件にすらサイン出来ない奴ならそれだけの根性無しだ。」


嫁『たしかに。分かった!』



私が出した条件はと言うと、


・子供の親権は嫁
・子供の貯金は私と嫁双方が合意しない限り使うことを禁止
・子供の学資保険は私が払う。これを養育費の代わりとする
・子供と私が会うことを阻害しないこと
・再婚予定の相手は、再婚をしなかった場合、又は再婚後、子供の養育を怠った場合、子供2人にそれぞれ150万円ずつ計300万円を支払う。


ざっくりこんな感じです。




私に対しての慰謝料は無しです。



誰に話をしても、皆様が言います。



慰謝料取るべきでしょ!



相手がお金持ちなら取れるだけ取ってやる!と思いますが、お金もない奴から取っても子供達が可哀想です。
そんなことはしません。



そして、数日後、離婚届を書きました。



私「これ、誰に証人のサインしてもらうつもり?」


嫁『結婚するときも、両親に書いてもらったから、また書いてもらうのがいいと思ってる』


私「話したの?」


嫁『母には』


私「だろうね。じゃあこれから話しに行こう。」



そして、嫁の実家へ、



嫁『再婚したい相手がいるから、うちら離婚します。』


嫁父「お前はバカか。自分の娘ながら、情けない。」


嫁父は、激怒です。


少し落ち着いて話が終わると、私だけ残されました。


嫁父『すまない。あんな娘で。』


私「いえ、私にも問題は多々ありますので。すいません。」



そして、いざ市役所へ離婚届の提出。



2人で行かなきゃいけない!?



知りませんでした。



協議離婚の場合、双方の同意の証として、2人揃って行かなければいけません。
(本人確認も行います)


テレビドラマで、離婚届け書いたからあなたが書いたら出しといて、みたいなセリフをよく聞いた気がしますが、現実は違いました。


一応補足としてですが、色々なことを多々カットしております。
現実としては、徹夜が2回と、休みを3日ほど使っています。
また、すんなりと話は進んでいますが、私のパターンがたまたまそうであっただけで、普通であれば揉める点が多々あるかとは思いますので、気軽に離婚出来るという考えは持たないで頂きたいです。


次回に続きます。