No.30 人材か人財か(手放した損失は大きいです編)
私の中でどうしても思うこと、「人材」と書く会社には入りたくないということ。
※この「人材」と「人財」以前も少し触れていますが今日は少し具体的に。
社員とは、「材料」or「素材」ですか?
絶対違いますよね?
正しくは、『人財』=『財産』であると思います。
営業・エンジニア・総務・人事・経理・・・皆で協力し合って付加価値を作って
いくものが会社ではないのでしょうか?
それが分からない人間が上に立つと会社はどうなるか?
人が離れていき、やがては滅びるのでしょう。
例えば、F君という社員が辞めたとします。
そのF君が辞めたことにより、後にとあるF君が得意としていた仕事で対応の
難しいことが出てしまったとします。
現在、その会社で残っている人では分からない領域の難題です。
会社としてみれば、お客様の為、何とかしなければいけません。
すると、そのことについてのプロを呼ぶしかありません。
プロを呼ぶとお金がかかります。
しかもプロです。そう安くはありません。
対応に2日間かかってしまったとします。
プロから一日に6万円の見積もりが提示されていたとします。
(当然、別途交通費やら諸経費もかかる)
12万円(2日間×6万円) + 諸経費3万円 = 15万円
さてこれを見てあなたならどう思いますか?
・単純に高い!
・プロであれば妥当!
・そのプロ、ハンティングして雇った方が安いんじゃないのか?
・F君が辞めなかったら、かからなかったのにね。
他にもいろいろな事を思うかと思います。
さて、会社として社員一人が1か月にどの程度お金で換算して必要か?
およそ「80万円/月」と言われております。(基本給20万円程度)
給与が上がるにつれて当然この金額は上がっていくのですが、
いろいろな事を会社の為にやる社員とスポットでそのことしかしないプロ
どちらがお金を出す上で良いのでしょうか?
私が経営者なら社員が一番です。
そもそも80万円をプロにつぎ込んでも、月に11日も来ない間に消費
してしまいます。
月に20日間ほど働いてくれる社員の方が、会社の為の貢献度は高いです。
また社員であれば、将来への期待(付加価値)があります。
損得で決めることではそもそもありませんが、ダメな経営者はこんなことが
実はわからないのです。
なぜかというと、「材料」「素材」程度にしか思わないからです。
「代わりなんていくらでもいる」そう高を括っているのです。
夫婦でも恋人でもそうだと思います。
「代わりなんていくらでもいる」ってパートナーに思われたら、即決別です。
人は人を大切にしなければいけません。その出会いは一期一会です。
人との出会いは大切で、財産です。